—――桜桃。
太宰治の桜桃。
内容があまり思い出せなくて、図書館で借りて読み返してみた。
これは、読者が既婚者であるならば、グッと刺さるような内容だ。
こんなに自分の気持ちをありのままに、嘘をつかずに書くことって、
本当に難しい。
そして、日常の光景がありありと浮かぶように、桜桃では太宰治夫妻の日常も書かれている。
ここで見えてくる、太宰の妻は、本当に良妻賢母そのもののような、そんな人。
多分それは間違いなくて、太宰の妻の賢さが随所に描かれている。
なぜ太宰のような自ら破滅に追い込むような男性に嫁いでしまったのだろうか・・・
先日なんとなくYouTubeを開いていると、太宰治に会ったことのある人物が太宰について語るという動画を見つけた。
これがまた、皆口を揃えて、小説に書かれているような自虐的な人には見えなかったというから驚きだ。
人間、奥底で考えていることなど、何も分からぬ、、、
ということだろうが。
小説だけで、この世まで人を引き付ける魅力。
やっぱりその点において、太宰の妻の太宰に寄り添った理由なのかな。
・・・とまぁ、桜桃読んでつらつら一人で思ったことを書き連ねてみた。
だから、本を読むのは楽しい。
リンク