時は、私が中高校生の頃。
というと、既に20年以上前になるだろうか・・・(そんなに経ってると思えない、、、怖)。
その頃にハマって読んでいたのが、原田宗典さんの作品。
正直、読書自体あまりしない高校生活だったのだが(そのせいで高校生活では現代文の成績が最悪)、原田宗典さんのエッセイは本当に笑えて、とうとう近隣の古本屋さんまで他の作品がないか探し回るほどだった。
肩の力が抜ける本とは、まさにこうゆう本かもしれない。
私の中高生時代は、恥ずかしながら結構頭の中がお花畑で、友達と一緒にいたり、好きな人が出来たり、それはそれは青春を謳歌していた幸せ者だった。
高校2年生あたり・・・いや、高校3年生になってやっと自分の進路について考えだしたのは、私の父親が癌になり余命宣告を受けたからに他ならなかった。
と、まぁ、このチャランポランだった中高生時代に、自分とこの原田さんのエッセイに出てくる原田少年に共感しまくっていたのだ。
きっとこの原田宗典さんがどんな人でも嫌いになれない、どこか人間的で好きだと思っていた。もちろん会ったこともないし、数作品読んだだけなのだが。
チャランポランだった考えのない、アホな私もそれはそれで良かったのかな。
きっと今の自分に全て繋がったと思った方が、黒歴史も少しだけ上書きされるような気がする。
・「十七歳だった!」
・「スバラ式世界」
そして、最近になって原田マハさんの存在を知る(今さら・・・焦)。
どれだけ私の読書沼がしばらくぶりかが伺える。
マハさんは宗典さんの妹さんなんだとか!
しかも面白そうな作品がたくさんあって、読まなければと意気込んでいるので、また読書沼の回で話したいと思う。