ぶるブログ

仕事、勉強、育児、家事などの雑記ブログ

うちの子が川崎病になった時のことーその4ー

さてさて―――。

 

お話は「免疫グロブリン療法」を始めて、これを2本と半量分注入し終わってからのその後。

 

発熱してから実に10日はとうに過ぎていた。

 

やっと熱が平熱に戻り、目の赤みが完全に引いたのは入院12日?13日目くらいだろうか。

 

今度は心臓のエコーで心臓の合併症がないか確認するということで、病室に心エコーの器械が運ばれてきた。

 

すると検査していた医師が、

 

「・・・ん?」

 

と、嫌な予感のする声を出した。

 

ちょっと待ってくださいね、というとその医師は他の2名の医師を連れてきて、我が子の心臓を再度くまなく見始めた。

 

「・・・間違いないですね。

左冠動脈の一部肥厚が見られます。」

 

え?!肥厚・・・とは?

と驚く私をよそに、医師は、

 

「少し様子を見て行きましょうね。」

 

といって、医師達は病室を去っていった。

 

うちの子の心臓の血管が膨らんでいる??

私自身、無知なのでとにかくちょっとしたパニックになっていた。

 

先生の話では一部血管が肥厚して2ミリちょっとほどになっているという話だった。(間違えてセンチと記入していたので訂正済み💦)

これはどう捉えたらいいものか、病室でひたすらスマホで検索したことを今でもハッキリ覚えている。

 

結局、当初10日で退院予定であったのに、15日過ぎた今も退院出来ずにいた。

 

入院して20日くらい経った頃、先生より治験薬の打診があった。

 

「治験薬なので、もしかしたらこの心臓の肥大した部分も戻る可能性もあるし、ないかもしれないが、試してみる価値はあります。」

 

という風な話だったと思う。

 

私は是非という気持ちで快諾して、そこから毎日治験薬を飲ませた。ちなみにアスピリンという薬も一緒に。

 

退院出来たのは入院してからちょうど30日目だった。

 

1ヶ月入院し、私も付き添いで病院から出られず、疲労困憊だった。

 

しかし、当の本人はやせ細ってはいたが、すっかり元気な顔つきになっていた。

 

退院してから1ヶ月後に検診に来てくださいと主治医から言われた。

 

つづく。